男性の性の悩みの中でも根深いものに、包茎が挙げられます。
多くの男性が気にしている問題ではあるものの、実は日本人男性の7割以上が包茎だと言われています。
特に仮性包茎の場合は、その多くが放置していてもさほど大きな問題はありません。
しかし、同じ包茎であってもカントン包茎だけは別です。
包皮部分の先端の口の箇所が狭いために起こる症状であり、無理に露出させようとすれば亀頭や陰茎を締め付けてしまい、激しい痛みを伴うこともあります。
ここではカントン包茎の症状の基礎知識をはじめとして痛みやその危険性、手術の必要性とその方法に関して解説していきます。
カントン包茎のタイプ別の症状
一口にカントン包茎と言っても、患部の状態によって種類が分かれます。
ここでは症状の状態と、その特徴を見ていきましょう。
まず平常時であれば、すんなりと露出できるタイプです。
勃起時にも亀頭を露出させることができるものの、包皮をめくって出していく途中で締め付けられる感じや痛みを覚えます。
途中でストップする場合と、最後まで剥けるタイプに分かれます。
ただしいずれも亀頭を露出させると、亀頭や陰茎に締め付けと激しい痛みを伴うタイプです。
次に、平常時であってもなかな剥くことができない場合も見ていきます。
少し無理をしながら、包皮をめくっていくことで何とか露出が可能ですが、途中で締め付けや痛みを覚える状態です。
勃起した状態で剥くことが困難であるのがほとんどであり、平常時にあらかじめ剥いておくと危険です。
先端部に強い締め付けや、痛みを伴うため無闇に試してはいけません。
平常時および勃起時に包皮をめくる際に苦痛を感じないものの、長時間にわたって露出させていると痛みを伴う場合、隠れカントン包茎に分類されます。
めくった包皮が、亀頭の根元でドーナツ状に腫れ上がっていきます。
いずれの状態であっても、痛みを伴っているにもかかわらず剥いたままの状態で放置すれば危険です。
カントン包茎で感じる痛みとその危険性
カントン包茎は平常時と勃起時との陰茎の大きさの差に、包皮が耐えられないことで痛みが生じます。
あまりに大きくなってしまった勃起時の陰茎に、包皮口の伸縮性が追い付かずに包皮が亀頭を締め付けて強い圧迫感や痛みを感じるという訳です。
詰まった状態で放置すれば、血液の循環が満足に行えなくなり血行不良を引き起こします。
さらに時間が経過すれば、亀頭下の包皮がドーナツ状に膨れ上がって緊急手術が必要な事態へと移行します。
腫れたままでも放っておいて、手術をせずに過ごしていると亀頭が壊死して男性機能を喪失してしまいかねません。
カントン包茎を放置することで痛みはもちろん、男性機能を失う事態にも繋がるため早めに手術を受けるようにしましょう。
症状が軽いタイプであれば、突っ張るような痛みが発生します。
通常の仮性包茎であれば、身体が成長するにつれて徐々に剥いていけるようになります。
しかしカントン包茎の場合は、剥くために必要な包皮の余剰分が少ないため痛みが生じるという訳です。
包皮の量が十分である仮性包茎とは異なるため、無理に剥こうとすれば非常に危険です。
途中で痛みが生じて、剥くことができないと思ったらクリニックに相談に行くことをおすすめします。
カントン包茎の治療法と受ける時期の目安
カントン包茎の治療は、勃起をスムーズに出来るようにするために余分な包皮を切除する手術を行います。
クリニックによって採択される手術法、および手術に用いられる名称は異なります。
施術を受ける際には、どんな手術を行うのかを入念に確認してから受けるようにしましょう。
多くのクリニックで採用されている方法に、複合曲線作図法が挙げられます。
余分な包皮の箇所を切除する手術であり、術後に手術痕が目立たないのが特徴です。
亀頭の傘の影で隠れて見えなくなり、さらには性感を得るための裏筋が残るのもポイントです。
手術にかかる時間は少し長いものの、仕上がりが自然であり性感を残せる良い手術法と言えます。
他にも亀頭の真下で切除を行う方法として、亀頭直下埋没Vカット法もよく採択される手術法です。
手術を受ける時期の目安としては、成長期を過ぎたあたりが挙げられます。
勃起時・平常時を問わず、どちらでも包皮を剥くのが厳しかったり痛みを伴うのであれば手術を受けに行った方が良いです。
放置すれば、勃起した際に亀頭が露出できずに徐々に包皮部分が腫れあがったり、そのまま放置すれば壊死する危険性も考えられます。
身体が成長した後もそのままの状態であれば、早めにクリニックへ診察を受けに行きましょう。
なお痛みが伴っていなくても、包皮口が狭い場合はいずれカントン包茎に至る可能性があります。
まとめ
同じ包茎であっても自身で容易に包皮を剥くことができ勃起もスムーズである仮性包茎とは異なり、途中で剥けなくなったり痛みを生じるカントン包茎を放置するのは非常に危険です。
亀頭を露出できないために性行為・自慰を楽しめなくなったり、性病に罹患するリスクがあったりするのはもちろん、包皮が毎回圧迫されて腫れあがる可能性があります。
ドーナツ状で腫れたまま放置すれば、血流が不足して壊死する場合がありそうなると男性機能を損なう結果に繋がります。
成長期を過ぎても、カントン包茎が解消されないのであれば早めに診断を受けた方が良いです。
カントン包茎は早期に治療するのがおススメ!まずは無料カウンセリングから
MSクリニック横浜
【横浜院】神奈川県横浜市西区南幸2-11-1 横浜MSビル6階
【予約相談】0120-76-6800 (24時間対応)